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ナベシャツ・カバボーイリターンズ!![マコト]
カバーボーイファイル第一弾で、
一番悩み多き世代である10代のトランスを大きく力づけてくれた初代カバーボーイのマコトくん。
その後ホルモン注射を始め、短大に進学し社会福祉の勉強をしながら現在就職活動中とのこと。
今回都内に来られる機会があり、会社見学などでお忙しい中彼女さんと大親友のS君と一緒にアジドラに遊びに来てくれました!
-前回はメールでのインタビューでしたが、生のアジドラはどうですか?笑
「居心地がよさそう(笑)。楽しそうな雰囲気ですね」
-カバーボーイに出た時、周りから反響はありました?
「そうですね、みんな見てくれてたみたいで「出てたね」「読んだよ~」とか言われました。」
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就職活動で都内の方に来られることが多いそうですが、具体的にはどういった会社や職種を希望してるんですか?
「今考えているのは病院関係です。福祉の相談員の仕事をしたいので」
-進み具合はどうですか?
「(就活の)進み具合はそんなに見学にも行ってないし、
まだこれからって感じですね。夏が一番忙しくなると思います。地元の方にはあまりないので・・・。できれば東京に出てきたいですね。」
-都内で就職が決まったら、やっぱり一人暮らしですか?
「いや、一人ではなく…」
-おやおやおや??
「以前親が『二十歳になったら彼女を家に連れてきてもお互い子供じゃないし、そういう関係を認めるよ』ということを言っていたことがあったんですよ。来年お互いに20歳になるので、今同棲するためにお金を貯めてます。就職もちゃんと決まって、同棲するための資金もあると親にちゃんと提示してから彼女を紹介したい。認められた上で二人で暮らせたらなぁと思っています。」
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リクルートスーツはメンズスーツですか?
「そうですね。」
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反応はどうですか?
「以前病院へ実習に行った時のことなんですけど、
書類には「女」って形で記載されてるけど、メンズスーツで行ったんですね。
書類を渡す前に外見だけだと男だと思って扱われるんで、男子更衣室に連れて行かれました(笑)。
そこでは子供達を相手にする仕事だったんですけど、子供には「お兄ちゃん」って呼ばれてたんですが、
職員の人は事情を知ってるから「あの人は女の先生なんだよ」と子供たちに言ったみたいで。子供と職員の間で食い違いが起こってしまい、
実習活動以外にも精神的にくるものがあってしんどかったです。
就職して仕事を覚えることと人間関係を作ることの2つの違ったしんどさを背負って、
特に県外で周りもよくわからない場所で生活するのは精神的に厳しいかなって思うんですが。
なるべく環境的には人間関係が自分にあった場所に就職したいです。職種をこだわるよりも環境を重視してます。」
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履歴書や面接で「自分はGIDです」ということは言ったりしているんですか?
「まだ下見の段階なので面接は受けていないんですが、何個かパターンを作って面接を受けてみようと思ってます。
受かる受からないは別で相手がどう出るか反応を見たいんですよね」
…この後しばらく就職について懇談会。
彼女さんとのことについても色々お伺いしました!!
-知り合ってどれぐらいになるんですか?
「知り合ったのは一年ほど前です。今付き合って10ヶ月ですね」
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きっかけは??
「きっかけっていったら難しいんですけど、お互い恋愛の価値観がすごく似てて。知り合った時はちょうど同じような状況だったんですよ。前回のインタビュー後、恋愛に対して夢を見ないでおこうってところがあって。初めて彼女と電話で話したときに泣いたんですよ。それでこの人は人のために泣ける人なんだ、この人なら信じられるって思ったんです。それから話をよくするようになったんですけど、遠距離だったんであまり深入りせず普通にメル友って形でした」
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彼女からみてマコト君はどんな人ですか?
「第一印象は…覚えてないです(笑)でも、まじめな感じがしました。あんまり自分と合わないかもって思ってたんですけど、異様に合っちゃったみたいな。しゃべってみて話が合った。自分でも意外でした」
「まじめではないんですけど(笑)」
「なんか話し方がまじめなんだよ」
「たぶん方言がでるから標準語にあわせようとするとまじめっぽくなるんですよ。ちょっと緊張してたし!」
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お互い好きなところはどこですか?
「血が通ってるところです(笑)あったかいってことですよ。ちゃんと感情をむき出しにしてくれてる。」
-素直なんですね!
「素直すぎです(笑)」
彼女さんは?
「自分が性格がSだから、で、こっちはMだから(笑)性格がすごく一致してて、一緒にいて居心地がいいです」
-カバーボーイの取材をさせていただいた時はまだ高校生でしたよね。ホルモン注射はいつ頃から始められたんですか?
「去年の4月からです。もうすぐ一年経ちますね」
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改名はされたんですか?
「インタビュー後に改名の申請をしたんですが、却下されました。
県自体が改名の審査の厳しい場所で家族全員の署名や両親の同意書、GID診断書、あとは4~5年の通称名の使用資料を持っていって、自分史など自分で出来る範囲のことはしたんですが…。
そこで言われたのが「戸籍を最後に変更するときに一緒に改名するのがベター、それじゃだめなのか?」って言われました。」
第一回目のインタビューの中でもわかるように、北陸地方はGID人口が多いのにもかかわらずまだGIDに関する医療がまだまだ発展していないそうで、GIDに関する前例がないとのこと。現在はコミュケーションがとれるようなサイトがあるそうで、そこで情報交換などをしているそうです。
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ホルモン注射を始めて変わったことはありますか?
「自信がつきました。自分らしくいられるようになった。始める前までは不安定でしたね。
カムしてもやっぱりよくわかってもらえない。実際形としてなってきたらわかってもらえるようになりました。(飲み込みやすくなった)身体的な変化は一ヶ月で血管が浮き出るようになり、2・3ヶ月経つと高い声が出しにくく、裏返るようになりました。体毛、Tゾーンの骨が変わったり骨格の変化も出てきています。」
-ホルモン注射を始めるとその効果で気性が荒くなったり、攻撃的になると言われていますが、マコトくんはどうですか?
「親に性格が落ち着いたと言われました。中学時代は色々なストレスから親に八つ当たりしていたので…。自分のしたいようにできる環境や今の状況になったからだと思います。『やさしくなった、人と関係が持てるようになった、明るくなった、よくしゃべるようになった』と言われます」
- ガイドラインの治療について思われることは?
「知った頃はすごく厳しいなと思ったんです。どうしてそんなに時間やお金をかけてまでやらなきゃいけないんだって。もどかしい感じがありました。」
-最近GIDが色々なメディアで扱われていますよね。
「漫画とかテレビのイメージだけで扱われてしまったらちょっと勘違いも出てくると思う。
世の中に知られることは理解を示してくれるいいものかも知れないけど、そこで間違ったものを出されてしまったらちょっと考え物ですね」
-こういうものがあるから説明はしやすいんですけどね。
「興味もってもらえる道具って言うか、そういう意味ではいいと思うんですけど、そのまま固定概念をもたれても困りますね」
最後にマコト君の人生を漢字一文字でいうと?
「路(みち)です!」
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それはなぜ?
「漠然としていますけど、普通の「道」よりも量りきれない、大きなものだから自分の人生はそうかなと思います。」
お忙しい中インタビューに答えてくださりありがとうございました!
これから就職活動頑張ってくださいね!彼女さんとも末永くお幸せに☆
この記事への感想、マコト君へのメッセージを募集しております!
(メッセージはアジアンドラッグが責任をもってマコト君にお渡しいたします)
(マコト君はご多忙のため、直接お返事できないこともございます)
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